もしかしたら読んで気持ち良くないかもしれないので、ごめんなさい。
ふと思ったので書き留めます。
私は昔から自己アピールが好きではなくて、教室の宣伝も辛いなあと思っていました。
他の教室やってるみなさんも頑張ってるし、もちろん私もたくさんの人に書道を教えたいし、私のところに来てくださったら、いいことあるよ、って思っているんです。心の中では。
でも、私のところはいいからおいで!と言うのがとっても苦手でした、胸が苦しくなるし、背中が痒くなる。やってはいけないことをやっている気分になります。
小さい頃からずっと、自分からアピールすることはあまり美しいことではないと思ってきました。中身が伴っていないのに自己アピールをしている(ように見える)人を見ると、「自分は絶対ああなりたくない」と思っていました。
なんでそう思っているのか、ずーっと謎でした。そう思う自分がいなければ、もっと色んな人に書を教えられるかもしれないのに。たくさんの人に教えたいです。色んな人と出会うのは楽しいし、十人十色の作品を見るのは胸が躍ります。
ふと気づきました。
私は、自己アピールをしなくても、私のことを特別扱いしてもらえる環境で育ってきたんだ。
と。
田舎の出身なので、学校の人数も多くなかったし、私は勉強ができました。「ほらみて私すごいでしょ」って言わなくても、「すごいね」って言われることが当たり前でした。だから、なるべく目立たないようにしていました(今思うとそれにすごく気を割いていた、んだけど、もし同級生見てたらいやそんなことないやろ、と思うかもしれないけれども)。ただでさえ先生に気に入られているのに、さらにアピールをするとみんなに嫌われてしまうかもしれない、ずっとそう思ってきました。
それが、今も私の根っこにあるんだと思います。自己アピールをしたら、みんなに嫌われてしまうかもしれない、っていう感覚。
でも、自分の教室はみんなに知って欲しいし、教室に来てもらうのなら、私がどんな作品を書いているのかもみていただきたいです。これは、間違った自己アピールではなく、やるべきアピールです。
自分がすごいって言いたいわけではなく、自己アピールの苦手さの根幹に気付いたこと、教室にいろんな人に来て欲しくて、みんなに知ってもらう行為は別に下品な行為ではないと言うことにも気付けたので、これから知ってもらう努力をしたいなあという決意です。
東京出てきて何年経つのよ今更気付いたんかい、と思いますが、気付いたところから変えていくしかできないので、これからもきちんと気付いていきたいし、後戻りしないようにしようと思います。