心珠区記

畠田心珠ともうします。書家。書道教室のことなどはホームページ h-shinju.com をご覧くださいませ。

お道具

同じ紙でも、書きやすいっていう人と、書きにくい、っていう人がいます。

人それぞれですね。

と、突然こんなことをいうのは、

子供のお教室で使う半紙を変えたからです。

たっぷり墨をつけて書ける紙なので、思い切って書いて欲しいな。

 

自分に合うもの、あわないもの、あると思います。

先生の言うことをときに鵜呑みにして、稀に真逆へ突っ走ったりして、

いろいろ挑戦してみたらいいと思うのです。

使い方だって、そう。

わからないというのは、これからわかっていけることがたくさんあるということ。

わくわくするに相応しい状況なのです。

失敗したら、学びます。成功しても、学べます。

 

わたしもよく失敗します。だからこそ、お気に入りのお道具に出会えたときは嬉しい。

できないときに、最初から道具のせいにするのはよくないと思います。

自分が成長すべき、という見方もできます。

でもそこで、もしかしたら自分にあっていないかもしれない一つのものにこだわりすぎるのは、あんまりスマートではないと思います。

違うものにもチャレンジすれば良いのです。

自分にあったお道具に巡り会えたときは、なんだか心がすうっとします。すとんって、落ち着きます。

自分にそれがあっていると自分で気づかず、指摘されて知ることもありますが。

どちらにせよ、良いこと。

 

自分の上限を定めてはいけないのです、まだまだ、前にも左右にも進めます。

後ろに戻ったら、あのとき発見できなかった何かを発見できるかもしれません。

自分が変わることに、お道具は協力してくれます。

ひゃー書けないわって思ったら、お道具を新調するのもいいかも。

もちろん、今までのお道具も大事にして。

 

なんか、説教くさくなってしまった。

最近はお気に入りの一本に出会ってしまった。リスの筆。

小さいサイズも買おうと思います。わくわく。